虫歯になりやすい人は他の人に比べて何が違うの?

虫歯になりやすい人と虫歯になりにくい人について知ろう!

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体質的に虫歯になりやすい人と虫歯になりにくい人

体質的に虫歯になりやすい人の傾向

体質的な要素で、虫歯のかかりやすさに最も影響するものは歯質でしょう。
歯質とは、歯を形成している成分のことで、具体的にはエナメル質、象牙質、セメント質のことを指します。
この歯質の構成割合によって虫歯菌への耐性が変わってくるのです。
基本的に歯を保護するのはエナメル質ですので、エナメル質が薄く脆い人は虫歯にかかりやすい傾向があります。
また、歯並びが悪いと歯周ポケットや歯の隙間ができやすくなるため、歯磨きの効果が出にくく虫歯菌が増殖する口内環境になりがちです。
幸い、歯質はフッ素塗布やプラスチックの被せものをするシーラントによってある程度補うことができますし、歯列は時間をかければ矯正することができます。
もし体質的な要因で虫歯になりやすいと感じたのならば、歯医者さんでこれらの処置をしてもらうのも良いでしょう。

体質的に虫歯になりにくい人の傾向

ある意味当然のことですが、虫歯になりにくい人は基本的になりやすい人とは逆の性質を持っています。
つまり、歯質のエナメル質が分厚く強固で、歯列が整っている人はまず虫歯になりにくい体質であると言っていいでしょう。
加えて、歯質や歯列とは別に先天的に虫歯が繁殖しにくい人もいます。
その多くは唾液の分泌量が多い人や唾液の質自体が高く殺菌作用が強い人がこれにあたります。
唾液の分泌量や殺菌効果に関しては、後天的に補強することが難しいので虫歯を防ぐうえで最も恵まれた天性と言えるかもしれません。
また、虫歯菌は両親との接触によって感染することがほとんどで、虫歯菌の感染は1歳半から2歳半の間に最も起こりやすいのですが、ごく稀にこの時期に感染を免れるケースも存在します。
そうなった場合は虫歯のリスクが激減するため、ある意味体質的なものと言えるでしょう。


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